自由集会1

「海洋生物研究と海洋ごみ問題―特にマイクロプラスチック研究にどう取り組んでいくか」

コンビーナー:北橋倫(JAMSTEC)、仲村康秀(国立科学博物館)

共催:日本ベントス学会自然環境保全委員会

開催日時:2019年9月18日13:00–15:40(2時間40分を想定)

会場:静岡ビネスト6階プレゼンルーム

開催趣旨:近年、日本国内でもマイクロプラスチックを含む海洋ごみに対する社会的関心が高まっており、海洋ごみの分布把握をはじめ、環境・生物に与える影響など多岐にわたる科学的知見が求められている。他方、海洋生物研究者は、日常的に干潟、岩礁、湾、湖沼と様々なフィールドに赴き研究を行っており、ごみを目にすることも多かったが、研究材料として扱われることが少なかった。しかし、我々ベントス・プランクトン研究者が長年培ってきた定点、定期、定量的観測などの手法や、過去の固定試料や画像データは、過去から未来への海洋ごみ研究の基盤をなすポテンシャルを持っている。

 本集会では、海洋ごみ研究のコミュニティーを拡大し、国内の研究活動を活性化することを目的とする。これまで国内の様々な研究者が個々に行ってきた海洋ごみ、プラスチック研究を紹介して頂き、さらに我々ベントス・プランクトン研究者が海洋ごみ研究にどのように取り組み、新たな知見を提供することができるか議論したい。

スケジュール:

  • 13:00-13:10 趣旨説明
    北橋倫(JAMSTEC)
  • 13:10–13:30 基調公演1:沿岸域における海洋プラスチックの動態とモデリング
    日向博文(愛媛大学)
  • 13:30–13:50 基調講演2:海洋プラスチック由来化学物質による海鳥への影響と暴露
    山下麗(東京大学大気海洋研究所)
  • 13:50–14:05 話題提供1:三陸沖の海ゴミ分布と駿河湾の深海生物に見られたマイクロプラスチック
    三宅裕志(北里大学)
  • 14:05-14:20 話題提供2:マイクロプラスチックが海洋ベントスに与える影響
    仲岡雅裕(北海道大学)
  • 14:20–14:30 (休憩、写真撮影)
  • 14:30–14:45 話題提供3:マイクロプラスチックはどのようにしてサンゴと褐虫藻の共生を阻むのか
    大久保奈弥(東京経済大学)
  • 14:45–15:00 話題提供4:プラスチック製品の経時劣化に関するフィールド研究
    中田晴彦(熊本大学)
  • 15:00–15:15 話題提供5:イガイ類やジャワメダカにおけるオミクス解析の試み
    井上広滋(東京大学大気海洋研究所)
  • 15:15–15:30 話題提供6:砂質有孔虫を用いたマイクロプラスチック汚染の実態把握
    土屋正史(JAMSTEC)
  • 15:30–15:40 総合討論

自由集会 2 と合同で懇親会を開催します。詳細はこちらをご覧ください。